【高校数学Ⅱ・B】漸化式【数列(第8回)】

初項が3で公差が2の等差数列は\( a_n=2n + 1\)でした。このように、\(a_n \)を\( n\)の式で表したとき、これを一般項といいました。一般項が分かれば、\( n\)に代入することで全ての数列の項を求めることができます。また、初項が3で公差が2の等差数列は、初項が3で、第2項は初項3に公差2を加えた5、第3項は第2項の5に公差2を加えた7、\( \cdots\cdots\)ということができます。つまり、

[1]初項\( (a_1=3)\)
[2]前の項から、その次に続く項を定める規則\( (a_{n + 1}=a_n + 2)\)

が与えられていれば、第1項が与えられていて、第1項が分かれば第2項が分かり、第2項が分かれば第3項が分かり、\( \cdots\cdots\)と次々にわかる。このような数列の表し方を漸化式といいます。ここでは、漸化式から一般項を求めたり、漸化式を利用した問題を扱っていきます。

漸化式

上の方で、少し漸化式について説明しましたがもう一度整理していきます。

数列\(\{a_{n}\}\)が次の2つの条件を満たしているとする。
[1]\( a_1=2\)
[2]\( a_{n + 1}=3a_{n}-2\)

このとき、

\( a_{2}=3a_{1}-2=3\cdot 2 -2=6-2=4\)
\( a_{2}=3a_{1}-2=3\cdot 2 -2=6-2=4\)
\( a_{2}=3a_{1}-2=3\cdot 2 -2=6-2=4\)
\( a_{2}=3a_{1}-2=3\cdot 2 -2=6-2=4\)
\( \cdots\cdots\cdots\)

と\(a_2,a_3,a_4,\cdots\cdots \)の値が次々に決まっていきます。

つまり,数列\( \{ a_n\}\)の第\((n + 1) \)項\( a_{n + 1}\) が第\( n\)項\( a_n\)の式で表されているとき,第1項が分かれば第2項が分かって,第2項が分かれば第3項が分かって,それによってさらに第4項,第5項,\( \cdots\cdots\)と次々に分かります。

つまり、

[1]初項
[2] 前の項から、その項に続く項を定める規則

の2つを与えることで、数列を定めることができます。

[2]の規則を上の例のように\( a_{n + 1}=3a_{n}-2\)と式で表すとき、この式を漸化式といいます。

数列

漸化式と一般項

ここでは、数列\(\{a_{n}\}\)の初項と漸化式が与えられたとき,数列\(\{a_{n}\}\)の一般項を求めていきましょう。

\( a_{n + 1}= p a_{n}+ q\)の形の漸化式

次に\( a_{n + 1}= p a_{n}+ q\)の形の漸化式と初項が与えられたときに,一般項を求めていきます。

例えば、

一般に,\(p,q \)が定数で\(p\ne 1 \)のとき,漸化式

\(a_{n + 1}= p a_{n}+ q \)

\( a_{n + 1} – \alpha = p(a_{n} – \alpha ) \)

と変形することができたとすると,数列\( \{ a_n\} \)の各項から定数\( \alpha \)を引いた数列\(\{a_{n} – \alpha \}\)は,公比\( p\)の等比数列となることが分かります。

これを変形すると

\( a_{n + 1}= p a_{n}+ q\)の形の漸化式(階差数列)

漸化式の応用

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